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AKI.K

Ayaさん
TTTで一緒になったAkiです。
その2日間のセミナー、とっても面白いですね!
確かに文化背景を知らないと解けないテストがあったら受けてみたいです。言語って文化背景を知っている上で使えたら、さらに
相手とのコミュニケーションが取りやすくなりますし、ユーモアだって通じやすくなりますもんね。
Ayaさんはこうしたセミナーにも積極的に出席して、
ご自身の教授法に磨きをかけているのですね・・・。
本当に見習う事ばかりです。
今度の土日、色々お話聞かせてください。

02

20

22:17

Aya

コメントをありがとうございます。ブログもされてたんですね。TTT卒業生にも宣伝しておきました。

> 言語って文化背景を知っている上で使えたら、さらに相手とのコミュニケーションが取りやすくなりますし、ユーモアだって通じやすくなりますもんね。
そうですよね。標準化されたテストには制約があるので、文化的背景を持ったジョークや皮肉の理解度を測るアイテムを作成することは事実上不可能でしょうが、実際にはそうした「潤滑油」が人と人とのコミュニケーションをうまく運んでくれますもんね。このセミナーでもイタリア系アメリカ人の先生が繰り出す「イタリア人自虐ネタ」で笑いっぱなしでした。

残り二日間もどうぞよろしくお願いいたします。

02

20

23:28

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Real World TOEIC Part 2

今週末は在籍しているテンプル大学のWeekend Seminar に行ってきました。セミナーのテーマは “Learning-Oriented Assessment in Language Classroom: Using assessment to gauge and promote language learning”。語学学習の進捗を測りさらなる学習を促す評価方法について、ニューヨークにある Teacher’s College, Columbia University のDr. James E. Purpuraよる2日間にわたる講義でした。英語運用能力に限らず、何かを評価する・評価される目的とは「現状を知ること」、「目標と現状とのギャップを知って今後の改善・成長につなげる」ことだと思いますが、TOEICやTOEFLは結果がセクション別のスコアやパーセンテージという数字でしかわからず、また問題を持ち帰れませんから、どの問題を正解してどの問題を間違ったのかは、特別な情報ソースを持っていない限り(TOEICは比較的ソースが豊富ですが)自覚できません。こうした非常に限られたフィードバックしかもらえないテストは、「今後の改善・成長につなげる」という目的に適した評価スタイルではないことがわかります。年間受験者が200万人に達しようとするTOEICは、受験者の英語運用能力や情報処理能力をできるだけ客観的に数値化するのが目的のテストですから、それに専念してもらえばいいと個人的には思います。「受験者の英語運用能力をできるだけ客観的に数値化する」ことを真剣に考えるなら、テスト問題を公開しないのは10000歩譲るとして、まずはTOEIC には問題の4割リサイクルを止めてほしいですし、パターンを予想しやすく対策しやすいテストアイテムにはもう少し工夫とバリエーションが欲しいところです。こうした標準化されたテストと違い、教師がクラス内で行う評価(assessment)は「何が定着して何が定着していないか」に焦点を絞ることができます。テストアイテムの作り方によって「知りたい現状」を選べますし、テストによって得た情報を「学習者の成長につなげる」ことも可能です。それにはテストアイテムを目的に合うように精巧に作りこみ、テストによって得たデータを読み取る能力が教師には必要なわけで、そうしたことをこの2日間でDr. James E. Purpuraが講義されたわけです。 

セミナーの中では本当にあった会話をいくつも見せてもらいました。やはり教材やテストアイテムで出会う“politically correct(道徳的に正しい)”な会話にはないリアル感があります。たとえば実際の法廷であった(と言われる)以下のやりとり。こんなの、TOEICに出るはずがない(笑)。
Q: Do you know if your daughter has ever been involved in the voodoo or occult?
A: We both do.
Q: Voodoo?
A: We do.
Q: You do?
A: Yes, voodoo.

選択式テストでは、1つの質問に対して正解は1つしかしかありえず、他の選択肢は誤答である明確な理由が必要です。たとえばTOEIC Part 2 だとこんな感じですよね。

Q: Would you like another cup of coffee?
(A) I’ll make copies for you.
(B) No, I'm fine, thanks.
(C) Yes, he made me some.

正解はもちろん(B)ですが、(A)と(C)は英文として文法的に正しくても、質問に対する応答としては意味を成しません。TOEIC Part 2 ではご存じのように、質問の中のキーワードと同じか似た音、キーワードから連想される単語を含む選択肢は誤答になる可能性が高いので、そうしたテクニックを駆使したり消去法を使ったりすれば、正解にたどり着く可能性はかなりアップします。でもリアルな場面で "Would you like another cup of coffee?" と聞かれたらその質問に対する正解はいくらでもあり得ますし、応答のバリエーションを多く持っている人ほど、コミュニケーションを円滑に運べるはずですよね。

ではこのやりとりはどうでしょう。どの選択肢が正解ですか?
Q: Isn’t the new bottled pasta sauce wonderful?
(A) Yes, I like it very much.
(B) The pasta sauce is on the shelf.
(C) I’m Italian.

Reference: the handouts created by Dr. James E. Purpura, Columbia University, Teacher’s College

(B) はあり得ない。TOEIC Part 2 サウンドトラップの典型例でもありますよね。TOEIC 的に正解は(A)でしょうが、(C)はどうですか?セミナーでは(C)が正解(=実際にありえる返答)として紹介されていました。「パスタにうるさいイタリア人だよ、俺は。(そんな出来合いのパスタソースは論外。)」これに似たパターンをあと2つ。

Q: Do you like red wine?
A: I’m French. (= Of course. Don’t you know French drink a lot of red wine?)

Q: Would you like green tea or coffee?
A: I’m Japanese. (= Green tea. Don’t you know Japanese people drink green tea every day?)

人々が抱くステレオタイプと言えばそうですが、自嘲気味に自分たちの国のことを言うのは十分ありえるし、自虐的な内容であれば会話の潤滑油にもなるはずです。このような問題は正解を得るのに文化的な背景知識を必要とするので、TOEIC のテストアイテムとしては採用されません。ですがこうした「常識」を前提としたやりとりはリアルな世界では普通に行われているはずですし、コミュニケーション能力(の基礎となる知識)を測るテストでは、受験者の社会言語能力(Sociolingustic Competence: the ability to interpret the social meaning of the choice of linguistic varieties and to use language with the appropriate social meaning for the communication situation)も測るようなアイテムがあればいいのになぁと思います。教材や参考書でしか勉強していない人にとっては「え?正解ないじゃん!」、ネイティブスピーカー向けの素材に触れたり彼らとコミュニケーションを重ねて実践から学んでいる人にとっては「はは~ん。そう来たか!」と思える問題も時折混じっている。そんなテスト、私は受けてみたいです。

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Ayaさん
TTTで一緒になったAkiです。
その2日間のセミナー、とっても面白いですね!
確かに文化背景を知らないと解けないテストがあったら受けてみたいです。言語って文化背景を知っている上で使えたら、さらに
相手とのコミュニケーションが取りやすくなりますし、ユーモアだって通じやすくなりますもんね。
Ayaさんはこうしたセミナーにも積極的に出席して、
ご自身の教授法に磨きをかけているのですね・・・。
本当に見習う事ばかりです。
今度の土日、色々お話聞かせてください。

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Aya

コメントをありがとうございます。ブログもされてたんですね。TTT卒業生にも宣伝しておきました。

> 言語って文化背景を知っている上で使えたら、さらに相手とのコミュニケーションが取りやすくなりますし、ユーモアだって通じやすくなりますもんね。
そうですよね。標準化されたテストには制約があるので、文化的背景を持ったジョークや皮肉の理解度を測るアイテムを作成することは事実上不可能でしょうが、実際にはそうした「潤滑油」が人と人とのコミュニケーションをうまく運んでくれますもんね。このセミナーでもイタリア系アメリカ人の先生が繰り出す「イタリア人自虐ネタ」で笑いっぱなしでした。

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